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近藤夫妻の1999年4月山行記録

鉢伏山・旗振山(六甲) 246M 260M   1999.4/13

 NHK「ぶらり山野草」講座を一人でとった。大好きだけど知らない事が多すぎる森の生態や木々の名前を知りたいのだ。
 この辺の立派なヤマモモは江戸時代、大名行列に礼をとらなくてよい許可札を持って、
御所へ走り献上されたそうだ。また六甲山系は花崗岩の痩せた土地質の上に、製塩や焼物等の為に赤松らが伐採され、最近まで禿山であった所、土砂災害防止のためにあちこちで植林されてきた。それが現在育って、緑の六甲に変ったのだ(夫は禿山を恋うているが)。
 春たけなわに、ソメイヨシノは咲ききり、薄紅のオオシマサクラ、ヤマサクラ、濃紅のコバノミツバツツジらが花を添える。他、リョウブ、ネジキ、コナラ、カクレミノ、ギンチョウ,ヒサカキ、カゴノキ、アカメカシワ、アデマキ、シロダモ、ミツバアケビ、ウバメカシ、等覚え切れない種類の樹木があり、どんな草木でも、名前のほか性格など知らないものはない?清水美重子先生(兵庫県生物学会常任理事)は魅力的な方で、30名程のおば様方と2名のおじ様方も楽しい。
 まさに「山笑う」季節の今は、青い大空に常緑樹の濃い緑と落葉樹の黄緑や赤、銀他の様々な新緑が混じり合って明るく楽しそうな緑とりどりの色彩の山の斜面が、紺碧のきらめく須磨の海へ流れ込むのだった。

<行程>山陽電鉄須磨浦公園(10:00)…歩→鉢伏山…→旗振山…→(1330)山陽電鉄塩谷駅ー阪急三ノ宮