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近藤夫妻の1999年6月山行記録

●金剛山1125M(金剛山地) 1999.6/6  (2月写真撮影)

 夫が友人の結婚式に出席していた為、久しぶりにハイキングの会、ユ−トピアに単独参加した。
 
金剛山は、河内平野を囲み大阪府、奈良、和歌山県にまたがる山域で、日本史上欠かせない山である。全国各地の山の開祖人、役の行者や南北朝の楠木正成などが超有名。
 ロ−プウェイがあるので、四季、観光客の絶える日はなく、今年の2月に撮影に行った時は、山頂にしんしんと雪が降り積もり、大杉や社寺が白く埋もれる様は美しく、荘厳な雰囲気で、渋い写真が撮れた。ユ−トピアでも行かない年はないのでは…?
 さて、参加する毎に新しいメンバ−が増えて浦島太郎になった気がするが、旧知の人達が変わらずお元気で、優しく迎えてくれるのがとても嬉しい。若い人達が頑張っているのも頼もしく、今入ってくる人はとても恵まれた環境にいると思うので、ぜひ続けていって欲しい。
 今回は修業コ−スらしく長いが、ずっと樹林の中で思ったほど暑くなく、道筋の植林は手入れされ、風や木もれ陽が差してこんで気持ちが良かった。途中、昨年の台風による倒木跡は痛々しくもこの時、この地域の象徴であり、感慨深い。恒例の缶詰め大会も懐かく、他の人とのおしゃべりも楽しかった。植林の山はあまり好きになれないが、それでも自然は生き、緑は美しい。そして山を歩きそれらを感じることは、生きる喜びに他ならない。


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行程>河内長野=バス登山口タカバタ谷…金剛山…クルノ峠…千早峠…行者杉…紀見峠…南海紀見峠駅