京阪中書島から瀬田川へ
この日は夫が駅伝出場のため、私一人で参加。天気は予報と裏腹に良くなり、晴れた暑い一日となった。
中書島〜鴨川に出るまでは、住宅街の細い路地が多く、色とりどりの花を咲かせているお庭や、川添いの桜並木の枝々が芽吹いているのを見てはその咲く頃の様を想像して楽しい。だが、川というか用水路と言うか、コンクリ−トで固められた両岸には救いがない。ゴミが淀み、誰も川を見ていない。
鴨川は、さすがに流れがあり、水鳥が戯れ、人々も子供連れで遊んでいる。何よりも歩く私の視線が広がってスカッとする。リズムものってきた。それにしてもみんなの歩くスピ−ドは速い速い。天智天皇陵の辺りでお昼をとる。東海道線を右に琵琶湖疎水のこの辺は、遊歩道や公園になっていて、明るく春の匂いがして一番気持ちの良い場所だ。
小関越えを過ぎると疲れてきた。琵琶湖を踏んで帰るつもりでいたが、大津の浜は小綺麗に整備されていて爽やかそうだ。近江大橋を渡れば、JR瀬田駅が近いそうなので頑張った。長くアスファルトを歩いてきたので足腰にも良くない。堅田まで行けないことはないだろうが無理はしたくはない。
結局、所々の道は車のために作られており、車道を歩く人は少ない。車では得られない季節の機微を感じる事に鈍感になっているから、風景が荒れてくるのではないか。めだかでさえ絶滅しつつあるのだから…。
<行程>京阪中書島(9:00)…歩→琵琶湖疎水…山科…三井寺…近江大橋…(1600)JR瀬田