アルトリコーダーとチェンバロのための初心者でも演奏できる曲が出版されることになりました。
リコーダーというのは、習い始めてから結構すぐに、あるていど楽しめるよう吹く事ができるし、ピアノや他の専門の楽器がある人が、サブで楽しみにやってみたりもできるし、楽器も安価なので、気楽にアマチュアの愛好家の人が楽しんだり、家庭やコミュニティの集まりで合奏して楽しんだり、ボランティア活動でアマチュアが演奏したりするのには良い楽器ですね。
ピアノやヴァイオリンだと自分が満足して楽しめる音になるまでの道のりが大きい楽器で、それだけ、楽器の表現力や機能は大きいのですが、一方、リコーダーのような楽器は、機能は限られているけど、ひとまず習得までの道のりが短い。(本当にバロック音楽を解釈して演奏するレベルを目指すなら奥は深いけれども)
音楽の楽しみ方が、本格的に演奏を学ぶという人と、全く、CDとかを鑑賞するだけという愛好家に、分かれてしまったのが、
現代の特徴だと思うのですが、レコードや放送が行き渡る前の、19世紀までには一般の家庭でもどこでもあったような、
アマチュアが自分で演奏して家でも楽しむという世界。
もっと盛んになってほしいですね。
そんなことを考えながら、このリコーダー曲は書いてみました。
こちらのサイトで試聴ができます。
http://www.recorder.jp/k0106.htm
アマチュア演奏家に愛奏される曲になるとうれしいのですが
。
2002年4月10日
近藤浩平