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ホルストにおける脱西欧近代

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表3 「惑星」における統一性

火星 金星 水星 木星 土星 天王星 海王星
5(3+2)
4
4
4
6
8
2
4
3
4
2
4
4
4
6
4
5
4
両端の曲は
5拍子
4拍子の曲と
6拍子の曲の
セット
3拍子の中間部
を2拍子が囲む
4拍子の曲と
6拍子の曲の
セット
両端の曲は
5拍子

組曲全体の各曲の組み合わせは、拍節の点で、対称になるよう構成されている。
3拍子の中間部をもった2拍子の「木星」を中心に、
4分の4拍子の静的な楽章と6拍子のスケルツォ的な楽章の組み合わせ。
すなわち、「金星」から「水星」「土星」から「天王星」という組み合わせが
それをとり囲み、さらに両端を5拍子の曲が囲む。

「惑星」の全体の統一性は「拍節」の構成によってつくりだされていている。